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アクション | PSP
GOD EATER 3はこちら
返信数:5 最終更新:2011-04-29 14:17
タイトルどうり、バンダイナムコゲームスから発売されているゲームソフト「ゴッドイーター」及び「ゴッドイーターバースト」の俺視点小説です。キャラ崩壊注意で!
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第2任務
リンドウさんに呼び出された。
このあいだ、仕事になれてきたから1人でオウガテイルを狩りに行って、ヴァジュラに見つかってヤバくなった時、援護要請してないのに来てくれた。そんな事も有って、ちと気が重い。エントランスにてリンドウさん発見。
「おはようございます…」
自然と声が弱くなる
「お、どうした?調子悪いか?」
「あ、いえ…」
「………お前なぁ…こないだの事は気にすんな?たかが援護一回だろ」
読まれてる…[たかが]という言葉が引っ掛かる。場合によっては命を救われたかも知れないというのに。
「起きてるか?」
目の前でぴらぴらと手を降られて我に帰る
「あ…すいません」
辛うじて応えた。リンドウさんは困ったような顔をして。
「じゃあ、その代わり…ってのもなんだか、今日は任務に出て貰う」
「任務ですか?」
「今回はサクヤと出て貰う、アイツとは腐れ縁でなぁ」
という訳で、今日のお仕事第一部隊の先輩、サクヤさんとの任務
ビミョーに話したことは有るけど一緒に仕事をしたことはない。
緊張する……
討伐対象はコクーンメイデン、場所は……忌まわしいヴァジュラに追い回された平原。ヴァジュラいないよね?
思い切って任務開始!
っとその前に実地演習…
「この前の新人さんね、私の名前は橘サクヤ…もう知ってるかな?、、、ちょっと緊張してる?」
ヴァジュラとの戯れを思い出したが、黙って肯定した。
「力抜かないと、イザというときに体動かないわよ?」
「はい…」
サクヤさんはクスッと笑って此方をみたが、直ぐ真剣な顔になった。
「では、ブリーフィングを始めます。今回の任務は君が前線で陽動、私が後方でバックアップします。これが遠距離型神機使いと組む場合、これが基本戦術だからよく覚えておいて…くれぐれも………」
「後方が攻撃可能な距離で行動ですか?」
「あら、良く分かってるじゃない!流石新型ね」
………いやカレル…じゃなくてカレル"さん"が「シュンが突っ走るせいでやりづらい」って愚痴ってくるもんですから。何でコーハイにそんなこと愚痴ってくるんだろう?
「………どうしたの?」
「いえ、問題ないです」
「じゃあ…行くわよ!」
任務開始!
先ずは索敵だが、嘆きの平原は丸く、ぐるーっと一周するだけでオーケー。その上、相手は足の無いコクーンメイデンだ、直ぐ見つかった。
「新型くん…いくわよ!」
その声に合わせて俺もガンフォームで一発撃ち込んで、メイデンの注意が遠距離に向いた隙に側面から切り裂いた。単体なら脅威にはならない。サクヤさんが駆け寄りながら「この調子で行こう」と、目で呼び掛けてくる。確かに足の無い敵はあっさりと絶命していった…だが、2体のコクーンメイデンが近くで根を張って居るのを発見した。
「集中砲火される前に叩くわよ。私が手前の個体の注意をひきます、君が奥の個体を撃破。各個撃破します」
「了解」
タンッ!スナイパーの乾いた銃声が響く…
「いくわよッ!」
サクヤさんが撃つと同時に2体のコクーンメイデンはサクヤさんに狙いを定める、しかし流石はサクヤさん。スナイパーの長射程を活かしてメイデンのレーザーを避けつつ、正確に撃ち込む。その間に俺はもう1体にテンポ良くIEを交えながら斬撃を加えた…が、だらんと垂れた目の前の獲物に止めを刺そうとした、瞬間。あっちのメイデンが俺目掛けてホーミングレーザーを撃ってきた。
「避けッ…」
思わず声が出た。かわせない!咄嗟に装甲で防いだ、刹那的な安堵が生まれた。ザクっ! …?
背中に焼けるような感覚が走った。棘で刺し貫かれたのだ。その場に膝をつき、振り向き様にコクーンメイデンに止めを刺す。
「くッ!」
「大丈夫!?」
サクヤさんが最後の敵に止めを刺し、駆け寄ってくる。
「はい…もう立てます」
急所は外している。
「良かった…」
サクヤさんの表情が明るくなる。
「じゃあ、アラガミを警戒しながら帰投ポイントまで行きましょう」
「はい。でも、もういないと想いますよ?気配がしません」
サクヤさんが不思議そうな顔をして。気分悪くない?と、聞いてきた。
「もしかして…」
そう言うとサクヤさんは俺の腕をぐいっと引っ張って腕輪からマップを出した。…が……………………………あれ…壊れた?
「やっぱりね、コクーンメイデンの攻撃でジャミングに感染してる、ジャミングはオラクル細胞からゴッドイーターの腕輪に送られるパルスを妨害するから、異常と見なされマップもおかしくなる、そうしないと組織の機密も危ないし…当然、ゴッドイーター自身にも異常が出るわよ」
説明訊いてもボーッとする…
「アラガミによる状態異常は生死に関わる事だから、ターミナルで確り見ておいてね?」
「はい………」
バッバッバッバ
移送用のヘリが来た。
アナグラに戻ると、サクヤさんが報告書を提出してくれた為、俺はエントランスのターミナルでデータベースを確認していた。その時
「ねぇリンドウ、新型くんが任務の時全然、目を…というかロクにこっち向いてくれなかったような…」
!話声が!!………
「そりゃお前な!あのくらいの少年が………いや、まぁ兎に角、本人には聞くなよ?」
!?(///)!リンドウさん(泣)…
そそくさと自室に帰った。理由?…まぁ
帰る途中顔が赤く、コウタに調子悪いのかと心配されツバキさんを呼ばれそうになったのはお別の話。