レッドクン 2011年01月25日 22:14:41投稿
雑談
レス:4
レッドクン No.10655108 2011年01月25日 22:20:53投稿
引用
レッドクン No.10656046 2011年01月26日 15:52:18投稿
レッドクン No.10658297 2011年01月27日 01:40:59投稿
スポンサーリンク
レッドクン
No.10655108
2011年01月25日 22:20:53投稿
引用
朝というのは清々しいもので、なぜか体を活性化させてくれる本当にすばらしいものだ。
俺も、この朝日の下にいると体がぽかぽかする。
そして、昔の苦い記憶すらも忘れさせてしまうのだ。
レッドクン
No.10656046
2011年01月26日 15:52:18投稿
引用
そして今、俺は清々しい朝の中、通学路を歩いている。
桜が満開の道を通るのも入学式以来だなと、俺はそう思った。すると後ろから、
「よっ溝口。今日もいい天気だな〜」
というでかい声で俺の名前を言ってきた。
後ろを振り向くと、俺の中学からの悪友である佐奈崎真治が話しかけてきた。
「よお、佐奈崎。入学式以来だな」
と、俺も言うのだった。
ちなみに俺の名前は溝口大鷲だ。
校門につくと、わいわいがやがやとうるさくなってきた。きっと部活の紹介とか何かだろう。
俺が今日から通う学校、『娯楽第二高等学校』は他の高校と比べて部活数が非常に多い高校だ。しかも部活は強制に帰宅部なしで、基本的には部活動を中心的に行う学校である。俺はそれに興味はないが、部活内には勉学部というのもあるらしいので、そのクラブ目当てにこの学校を選ぶ人も多い。
俺と佐奈崎はそれが目的ではなく、ただ普通の学園生活を送りたいのと、学校が近くにあったからここに進学したのだ。
俺たち二人は各部活のしおりの配布を断りつつ、玄関に向かった。
すると、
(……?)
背筋が凍った。誰かが俺を監視するような感覚だった。
「!?」
俺は即座に後ろを向いたが、そのときはもう、その感覚がなくなっていた。
「どうした?」
「あ、いや…、なんでもない」
佐奈崎の質問に、どよめきながらも俺は答えた。
そして俺たちはその場を後にするのだった。
そして俺は、ここに入ること自体を後悔するのだった。
それは、ここの生徒のある人に魅入られてしまったからだ。
その生徒は、小須田小鳥。
第一話 完
レッドクン
No.10658297
2011年01月27日 01:40:59投稿
引用
「じゃあな、溝口」
「おう、またあとで」
と言って、佐奈崎は別のクラスへといってしまった。若干だが寂しくなるなあ。
そう思いつつ、俺はドアを開けて入ろうとすると、ドンと腹部に何か当たった。
目の前を見ると、誰もいない。
そしたら、
「ごめんなさい」
と下から人の声が聞こえてきた。
一歩下がって見ると、そこに見知らぬ少女がいた。
「あ、ああこちらこそごめん。見えなくてね」
「それは私の背が低いと言うことですか?」
と彼女は若干きつめでこう言った。やばいな、機嫌をとらせないと…。
「い、いやそういうことじゃないんだが…、そう思ったのなら誤るよ、え〜と…」
「不知火です。不知火鷹眼。よろしくお願いします」
なるほど、この子は不知火と言うらしい。
「ああ、不知火か。ごめんね、こちらこそよろしくね。俺は溝口だ。溝口大鷲」
「…そうですか。では失礼します」
と言って、彼女は階段のほうへ向かっていった。
高校でも、世の中あんなに背の低い子がいるんだな。
俺は新しい知識を得つつ、教室に入り席に座った。
そのとき、
ガラガラガラガラッ ガタッ
「このクラスに、溝口大鷲って奴、いる!?」
いきなり来た息切れした黒髪ツインテールの少女が、俺を呼んだ。
というか、何で俺の名前を知ってるんだ?
「え〜と、なに?」
とりあえず、少女に対して返事をしてみた。
少女はまっすぐ俺のところへ来た。その後ろには、おしとやかな女性もいた。
息を整えた前のツインテールの女の子がまず、俺に話しかけてきた。
「あんたが溝口大鷲ね」
「うん、そうだけど」
「ふーん、生意気なやつ。年上に対してため口とはね」
え、先輩? 少なくとも同級生じゃないの?
そんなことを思っていると、後ろのおしとやかな女性が、ツインテールの女の子に話しかけた
「小鳥ちゃん。そんなんじゃだめだよ?」
「ん、なんでよ?」
と、小鳥と呼ばれた前の女の子が、彼女のほうを向く。
「だって小鳥ちゃん、小学生並みに背がちっちゃいんだもん。まずは自己紹介しないとね」
と言った。
いやな予感がした。
「そそそそそそそうよねぇ。わわわ私はまったく背が伸びないんだもんねぇ〜〜〜」
と、キレている。そして、女の子の体から真っ黒のオーラがでてきてるぞ!
そして小鳥ちゃんと言われたこの少女は俺に振り返る際にどすんどすんと足で音を出した。怖っ!
そして小鳥ちゃんは、俺に向かってこう叫んだ!。
「私は小須田小鳥……。高校二年のあんたよりも年上だああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
俺の体に衝撃が走る! え、こんな子が高二? あ、そういえばさっきの不知火って子がこの先輩と同じ背丈だったな。世の中には不思議なことがあるものだな。ってぇ! そんなこと思ってる場合か! 小鳥ちゃんはドス黒オーラと殺気を大放出中だぞ!