一話  「銃声」




バン





銃声が鳴り響いた。僕は死んだんだ…。もう……お…しま…………




ピッ  ピッ  ピッ   ピッ   ピッ  

「んんんwww」
何処だ?ここ?見た感じは病棟のようだ。腹に包帯が巻かれている。腹巻きでは無いようだ。そしたら中年の白衣着たおっさんが近寄って来てこう言った。
「目は覚めましたか?」 
は?目が開いてるのに目は覚めましたか?!何こいつ?と思いながら僕は
「もちろんさ!」と答えた。
そしたらおっさんが言った。
「お名前は?」
僕は口を開けかけて、止まった。……誰だ……俺は……
だがら僕は言った。
「逆に聞きますけど、僕は誰ですか?」
そしたらおっさんは叫んだ。
「はい!記憶喪失ーーー!」
後から考えてみたら可笑しかったが、そのときは普通に思えた。俺は、記憶喪失か…。