ワザップ!フォーラム
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序章 プロローグ
注!この話はフィクションです。
この世界のどこかの海上、超大型プラントの上に建設された科学都市、パトリオット
シティ。かつては、その研ぎ澄まされた科学力を遺憾なく発揮していたその街も、
大陸中心部に建造された第二の科学都市、ポータルシティによる侵略攻撃に苦戦。
パトリオットシティの開発した二脚歩行兵器、ZEEKの活躍もむなしく敗北。
都市はポータルシティの支配下となる。
元パトリオットシティの住民たちは奴隷同然の扱いをうけ、貧しい人々たちは、地下
のスラム街での生活を余儀なくされた。
ポータルシティの支配下となって5カ月、ポータルシティの雑踏の中を歩く一人の
少年がいた。ビルの裏路地にはいった少年は、携帯を取り出してどこかに電話をかけていた。
「C4の設置が完了した。あと1分で起爆準備が整う。そっちの収集状況は?」
「スラムにいた反抗心のあるやつをあらかたあつめておいた。ざっと30人ぐらい
だな」
「わかった。…いよいよ始まるな」
「ああ。俺たちの怒りをぶつけてやろうぜ!」
少年は薄く笑い。通話を切った。
その手に、かたい拳をにぎって。
小説フォーラムで小説書いてるよ^^
/thread/小説 傭兵物語/398004/
Myブログ「http://d.hatena.ne.jp/delta8428/」
このIDでの活動は休止しました。
新たなID「CONNECT」としてこれからも 活躍していく所存です! δ改めCONNECTをよろしくお願いします! -
第1章 逆襲の狼煙
立ち並ぶビルの1つが、盛大な爆音をあげて爆発した。
すさまじい振動が辺りの空気を揺らし、ビルの瓦礫が人を飲み込む。
人々の叫び声であたりが包まれる。
「今爆破した。フェイズ2に移行してくれ」
「了解だ。レイトもさっさと非難しろよ」
電話を切った少年、怨霊見霊斗(おんりょうみれいと)は、どこかへと消えた。
数秒後、上空より3機の戦闘機が飛来する。G軽減式高速戦闘機、ソルバルウ3機で
構成された航空隊、チームガイアである。
街では警報が鳴り響き、随伴の戦車部隊5機が攻撃態勢に入る。が、数瞬早く
ソルバルウのレーザー機銃が火を吹く。直撃した1機が破壊された。1拍遅く戦車隊の主砲が放たれるが、
ソルバルウの速度に追いつけるはずもなく、あえなく回避。
機体に装備されていた4連ミサイルが一斉に放たれ、残る4機を瞬きの間に破壊した。
「いよっしゃあ!」とコクピットでガッツポーズをとるのは、チームガイアの隊長、
柏田大地(かしわだだいち)。戦闘機のエキスパートである。残る2人の部下に、
「まだなにか出てくるはずだ!油断するな!」と呼びかける。
数分の間を置き、今度は戦闘機の部隊がチームガイアに接近。ソルバルウ3機は散開
して離脱していく。敵の部隊の後を追うが、どこからか飛んできたミサイルに1機が
被弾、そのまま破壊された。動揺する敵部隊の中心に、今度はソルバルウのミサイルが直撃、部隊は全滅したのだった。
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