【プロローグ】


“ねぇ、俺の最初で最後の彼女になってくれない？”




そう言った君は、

少しだけ悲しげな表情をしていた─────

【人物紹介】

・坂口 愛美(さかぐち まなみ)
高校２年生。人見知り。

・池田 透(いけだ とおる)
同じく高校２年生。ある病気を患っている。


[作者から]
どうも、作者です。まだ不慣れなところがたくさんあるので生暖かい目で見守ってやってください。
それでは(。･ω･)ﾉ

【第１話】

お医者さん｢娘さんは…心臓病です｣

愛美said
先生の声が静かに診察室に響く。

愛美の母｢ｯ、そんな…｣

落胆する母親の声。
私はその光景をただ黙って見ていた。

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愛美の母｢じゃあ私、愛美の荷物を家から持ってくるから待っててね｣

愛美｢うん…お母さんありがとう｣

こうして、私の入院生活が始まった。



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【第２話】

看護師さん｢ここが、今日から愛美ちゃんが使うベッドだよ｣

優しそうな雰囲気の看護師さんが私のベッドまで案内してくれる。
すると、

？？？｢ねえこの子誰？｣

同い年くらいの男の子の声が聞こえた。

看護師さん｢この子は今日入院が決まった愛美ちゃん。仲良くしてあげてね｣

？？？｢愛美ちゃんって言うんだ！宜しくねﾆｺ｣

愛美｢よ、宜しくね…！｣

看護師さんはそっと、病室を後にした。




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【第３話】

しばらく沈黙が続き、気まずくなる。
すると、

透｢あ、自己紹介してなかったw俺は透。宜しくね！｣

愛美｢透くんって言うんだ…宜しくね～｣

と、今度は透くんがまさに興味津々といった様子で

透｢ね、愛美ちゃんはどうして入院してきたの？｣

と聞いてきた。

愛美｢なんか…軽い心臓病だって。手術したら治る、とか言ってたけど……｣

透｢そうなんだ…｣

愛美｢透くんは？｣

透｢俺も心臓病。だけど愛美ちゃんみたいに治る訳じゃないって。もう…長く生きられないって。ﾆｺ｣

そう言って笑う透くんの姿に、私は胸が痛くなった。



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【第４話】

“ｺﾝｺﾝ”と軽快なノックの音が私と透くんの病室に響く。

透くんは少し驚いた表情を見せ、

透｢やばい…これは……｣
透｢注射の時間だ～～～！｣

と言った。

どうやら注射が苦手らしい。

看護師さん｢透くん、愛美ちゃん、注射の時間ですよ～｣

看護師さんが病室に入った途端

透｢逃げよう！｣

と、透くんに手を引っ張られた。

愛美｢え、ちょ、透くん、逃げるって何処に！？｣


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【第５話】

透くんが連れてきたのは、病院の中庭。

愛美｢と、透くん…早い……ﾊｧﾊｧ｣

透｢ごめんねw｣

と、反省の色を見せずにその場に腰かけた。
本当に病気持ちか……？

透｢ここはね、注射から逃げるときだけじゃなくて、嫌なことがあったときによく来るの。｣

愛美｢へぇ……｣

すると、

透｢ねぇ、俺のこと透って呼んでいいから愛美って呼ばせて？同い年なんだし。｣

と言った。

愛美｢ふふwいいよ｣





看護師さん｢いた～！www｣

透｢あ、見つかった……w｣


私たちは注射をされたのであった。




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(サボりましたすみません)(スライディング土下座)

【第６話】

看護師さん｢もう…なんで愛美ちゃんまで巻き込んだのよ……w｣

透｢いや…同い年って言ってたから嬉しくて｣

愛美｢なにそれw｣

看護師さん｢まあ…仲が悪いよりはいっか｣

透｢えへへ～←｣



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