話は面白い
- クリスタルスター

- 先月28日 19:57 投稿
- 0 Zup!
殺害されて蘇った主人公・下辺零が、自分が宗教国家の教祖であったことに驚愕しつつ、自分の死の真相を突き止めるため奔走するアドベンチャーゲーム。
各ルートごとに別種のゲームジャンルが用意されているという触れ込みだったが、基本的にはテキストADV。特に目新しさは感じられなかった。
「犯人を指定してから証拠を集める」というような前情報もあったが、相手を犯人に仕立て上げるような展開ではなく、各キャラクターのルートを経て少しずつ作中世界の真相にまつわる情報を集めていくという話だった。
なんとなく先が読める部分も多いものの謎の裏にまた謎を用意しており基本的に退屈せずクリアできた。
あえて言えばザッピングノベルパートは冗長で少し気が萎える部分もあったが。
犯人候補である幹部5人のルートを全て終えると最終章に突入し、真相が明かされる。
しかし肝心のこの部分が長々とした説明パートになっており、真相や黒幕もそこまで衝撃的なものではなかったので余計長く感じた。
「犯人は幹部の誰でもない」という無難なオチになるかと思われたのでそこを超えてきたのはよかったと思う。その上で5人全員に好感を持たせようとしていたのもプラス点。
「犯人を見つけ出して殺す」という前提ルールが嘘で済まされたのはよくなかったと思う。
どちらのエンディングも見たが、非常に独特な読後感で、選択という行為について考えさせられた。
楽しかったのは逆転裁判風の法務省ルート、古典的恋愛ADVと緊迫した状況が面白い文部省ルートあたり。
話自体はつまらなくはなかったが長く感じたのは科学省ルート。
保健省ルートはデスゲームものの類型に留まっておりあまり面白くなかった。
警備省ルートは3Dモデルを動かすアクション要素があり、5つのルートの中では最も毛色が違ったが、パニックホラーというよりは『夜廻』のような面倒くささが目立った。
しかし比較的他のルートより短かったので一気に攻略できた。
「全てのルートで異なるジャンルのゲームになる」という点に期待していたのでそこは少し肩透かしだったが、エンディングまで遊ぼうというくらいには好きになった。
各ルートごとに別種のゲームジャンルが用意されているという触れ込みだったが、基本的にはテキストADV。特に目新しさは感じられなかった。
「犯人を指定してから証拠を集める」というような前情報もあったが、相手を犯人に仕立て上げるような展開ではなく、各キャラクターのルートを経て少しずつ作中世界の真相にまつわる情報を集めていくという話だった。
なんとなく先が読める部分も多いものの謎の裏にまた謎を用意しており基本的に退屈せずクリアできた。
あえて言えばザッピングノベルパートは冗長で少し気が萎える部分もあったが。
犯人候補である幹部5人のルートを全て終えると最終章に突入し、真相が明かされる。
しかし肝心のこの部分が長々とした説明パートになっており、真相や黒幕もそこまで衝撃的なものではなかったので余計長く感じた。
「犯人は幹部の誰でもない」という無難なオチになるかと思われたのでそこを超えてきたのはよかったと思う。その上で5人全員に好感を持たせようとしていたのもプラス点。
「犯人を見つけ出して殺す」という前提ルールが嘘で済まされたのはよくなかったと思う。
どちらのエンディングも見たが、非常に独特な読後感で、選択という行為について考えさせられた。
楽しかったのは逆転裁判風の法務省ルート、古典的恋愛ADVと緊迫した状況が面白い文部省ルートあたり。
話自体はつまらなくはなかったが長く感じたのは科学省ルート。
保健省ルートはデスゲームものの類型に留まっておりあまり面白くなかった。
警備省ルートは3Dモデルを動かすアクション要素があり、5つのルートの中では最も毛色が違ったが、パニックホラーというよりは『夜廻』のような面倒くささが目立った。
しかし比較的他のルートより短かったので一気に攻略できた。
「全てのルートで異なるジャンルのゲームになる」という点に期待していたのでそこは少し肩透かしだったが、エンディングまで遊ぼうというくらいには好きになった。
このレビューにZup! (0)
この内容が気に入ったらZup!(評価)してください
