前提として英霊召喚は
英霊原典みたいなのがある→マスターが英霊召喚→原典からコピーみたいなものが召喚される→英霊死亡→死亡英霊の経験は原典に蓄積される。
みたい な感じでいいんですかね?(間違ってたら質問成り立ちませんのですみません)
こういう仕組みだからアーチャーは未来の存在だが本編の時間軸に呼び出せるし、セイバーは四次での経験を五次に呼び出された本編でも持っている。
前提が合ってるとして質問↓
アーチャーにはかつてシロウだった頃にセイバーとパートナーだった経験の記憶がある。ならセイバーにも(やがてアーチャーになる)シロウとの経験が原典に蓄積されてるはずなので、本編でセイバーがシロウについて無知なのはおかしいんじゃないか?(アーチャーが実はシロウというのはパートナー以降の出来事なので知らなくて当然ですが、少なくともシロウという人間についての情報が原典にないのはおかしいんじゃないか?)
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ゲスト 2014年11月14日 14:16:38投稿
ただ、経験が蓄積されるとはいえ「知識」がメインであり、鮮明な記憶ではないようです。「自分の活躍がかかれた本を読んでいるようなもの」らしい。
セイバーに士郎の記憶が無い理由は本編で語られていますが・・・説明するとネタバレになりますよ?
まあ、ネタバレ上等なので注意。
大前提「セイバーことアルトリア・ペンドラゴンは正式な英霊ではない」です。
そもそも英霊辞典には載っていません。
その為、「霊体化」することが出来ず、「第4次聖杯戦争の鮮明な記憶がある」(※本来の英霊の場合、上記の通り鮮明な記憶は持てない)のです。
死ぬ前に世界との契約し「聖杯を手に入れ、ブリテンを救う」為に「自身の身を守護者として代価として捧げる」のです。
セイバーはまだ「聖杯」を手に入れていませんので、まだ世界と正式に契約が結ばれていません。
そして、Fateルートでは聖杯の入手を諦めた為、世界との「契約」は結ばれず、「過去の死亡直前に戻る」のです。
そして、伝承に有る通りアヴァロンへ行くのです。
ゲスト 2014年11月14日 15:06:34投稿
「英霊の座」に該当します。
第二に「死亡英霊の経験は原典に蓄積される」ですが、これは通常のサーヴァントには適応しません。例外的にアルトリア(セイバー)だけには適応します。
通常、英霊というのは、死後に世界と契約を交わすことで英霊の座に送られ、聖杯戦争ではそのコピーが召喚されます。
↑の英霊たちには経験は蓄積されません、なんたってもう死んでいるのですから記憶のしようがありません。エミヤも例に漏れず、未来の時間軸ではありますが死んでいます。
しかしアルトリアだけは例外で、アルトリアは死ぬ直前の戦い(瀕死の傷を負った戦い)の直後に世界と契約しました。だから、アルトリアは召喚され、死亡する毎にその戦いの直後(過去の時間軸)に戻されます。
↑の場合では無理やりながらもアルトリアはまだ生きている状態なので、経験は蓄積されます。
質問に答えさせていただきますが、前提としてエミヤと衛宮士郎は別人です。
故に、アルトリアが士郎に関して無知なのも説明できます。
「?の(エミヤとなる)衛宮士郎の場合」
この衛宮士郎は確かにセイバーとパートナーとなり、聖杯戦争を乗り越える。→やがて衛宮切嗣の後を追って正義の味方になる。→なんやかんやあったあと、死後に世界と契約する。(エミヤ誕生→英霊の座に送られる)
「?の衛宮士郎(ゲーム本編)の場合」
この衛宮士郎が参加した聖杯戦争には、?の段階(未来)で英霊となったエミヤが召喚されている……
英霊は世界と契約した(英霊の座に送られた)時点で時間という概念から外されます。
?の世界を通った衛宮士郎は英霊エミヤとなり、サーヴァントとして自分が乗り越えた聖杯戦争に召喚されます。つまりこれはエミヤからしてみれば、過去の時間に飛ばされたことと同義ではありますが、これはエミヤが召喚されている以上は?の世界(エミヤがかつて通った?の世界とは別世界)の聖杯戦争です。
だから、セイバーは衛宮士郎と、これからよろしく、などと言っている時です。
といったところです。不慣れな長文で少し滑稽な文章かもしれませんが、参考になれば。
ゲスト 2014年11月15日 06:49:40投稿
彼女は、死の間際に、世界と英霊になる契約を結びました。ただし、英霊になる条件として、彼女は「聖杯で願いを叶えること」を提案しました。このような事情で、世界は彼女が聖杯を手に入れるまで、彼女を死を確定事項にすることが出来ませんでした。結果、生きたままの彼女を、数百年後の聖杯戦争へ送り込み、聖杯を手に入れるまで「保留」することにしたのです。
彼女が霊体化できなかったり、第4次の記憶を受け継いでいるのは、まだ正確には英霊になっていないからなのです。他の英霊には通用することも、セイバーだけは例外なのです。
加えて、英霊の魂は、本来「英霊の座」という場所にある原典へと帰っていきます。その際、記憶も蓄積するのですが、よほど印象に残るような経験でなければ、残らないとされています(「英霊の座」では途方もない時間が経過するため、記憶はどんどん摩耗していくのです)。アーチャーも、凛やイリヤのことは覚えていますが、とても微かな記憶になっていました。
また、聖杯戦争に参加した英霊の魂は、「英霊の座」に帰ることなく、一度聖杯に蓄えられます。そこで、その強大な魂を魔力に変換し、万能の願望器として願い事を叶えるための、エネルギーにしてしまうのです(というか本当は、英霊を召喚して直接魔力に変換し、聖杯を降霊するだけの儀式…だったものが、色々な事情で殺し合いにまで発展してしまったのが、現在の聖杯戦争ということになります)。
ゲスト 2014年11月15日 06:49:40投稿
作品世界中の英霊の構造としては
生前の時代(死亡時点で偉業を残しておれば人々の信仰を得て”英霊”という名の精霊に昇華。伝承のことでもあり、この作品で”原典”といえば大抵この伝承のことを指す)
→英霊の座(時間軸を超越。マスターデータのようなもの)
→人類の危機に際し、世界によって座から英霊が召喚される(守護者)
といった感じ。
このうちの最後である『座から本体を召喚』こと『守護者(カウンターガーディアン)』ですが、これは「信仰や格が低い英霊を使いっ走りにして人類の滅びを回避する」という世界(作中では二種類ありますが『人類の集合的無意識』の方)そのものが持つ機能であり現象です。よって通常の場合人間では実行不可能です。
これを人間が可能とする領域に落とし込んだのが「座の情報からコピーを作り、サーヴァント(クラスという小さな器に入る分だけ汲み取った存在)として召喚する」という方法です。聖杯戦争で用いられているのがこの方式で、劣化コピーの得た経験と知識は、消滅する際に「魂とそれに記述された情報」として座に帰っていくといわれています。(ですがこれはあくまで本で読むような知識でしかなく、これで座にいる英霊の本体が性格や在り方に影響を受けることはなく不変かつ不動であるとのこと)
サーヴァントと英霊はこれらが前提となるのですが、セイバーはこれに当てはまらないイレギュラーとなっています。
というのも、セイバーは未だ英霊にはなっておらず、生前の状態、死の間際の夢で聖杯戦争に参加しているからです。これは世界との契約で、「死後、守護者として使いっぱしりの汚れ仕事を引き受ける代わりに生きている内に聖杯を得たい」というセイバーの願いでもあります。
つまり、シロウの情報を持っているのは聖杯戦争後?英霊化した以降のセイバーのみであり、まだ英霊にもなっていない生前時点であるセイバーはその情報を受け取る状態ではありません。
聖杯戦争に参加しているのも座からのコピーをクラスに押し込めたものではなく、生前のセイバーの意識がサーヴァントの形で召喚されているに過ぎません。勿論、セイバークラスに押し込められて弱体化している上にエーテルで構築された仮の肉体なので魔力が枯渇すれば霧散し、意識だけが生前の時代に帰ることとなります。
これが第四次での記憶を引き継ぎ、
霊体化(通常の英霊は魔力供給をカットすることで肉体のエーテルを霧散させられ英霊の本質である霊体だけ残るが、セイバーの場合死んで霊になっていないのでエーテルの肉体が霧散すると意識は生前の時代に帰ってしまう)することができず、
失われた宝具である鞘とカリバーンも持っていないアーサー王(正式に英霊化すればマスターデータである座からの『全盛期の能力+死去までの知識』を持ったコピーになる筈で、セイバーのクラス制限でも削られないはずのカリバーンと鞘も持っていなければおかしい)ことセイバーの正体です。
長文失礼しました。
ゲスト 2014年11月15日 06:49:40投稿
より詳しく説明すると、英霊というのは普段「英霊の座」という、この世とは時間軸の違う、世界の外側に存在する場所にいます。
そのため、遠い未来の人物でも、全く違う世界の人物でも、英霊になったのなら英霊の座にいるため、サーヴァントとして呼び出す事が出来ます。実際エミヤは遠い未来の、しかも本編の世界とは違うパラレルワールドの英霊ですが、召喚する事が出来ています。
また、サーヴァントは英霊の座にいる本体をコピーした存在で、サーヴァントが消滅するとその記憶は本体にフィードバックされます。
ただ、英霊の座はこの世での1秒が100年くらいに感じられるような所なので、サーヴァントとして呼び出された時の記憶の大半はすぐに摩耗してしまいます。そのため、本来なら第4次聖杯戦争で呼び出されていたとしても、その10年後の第5次聖杯戦争の時には以前の記憶はほとんど失っているはずなんです。
それなのにセイバーが第4次聖杯戦争の時の記憶をほぼ忘れずに持っているのは、彼女は実はまだ英霊になっておらず、生きたままサーヴァントとして召喚されているからです。
そのため、本来の英霊ならどんな世界でも同じ記憶を共有した同一人物が召喚されるのですが、セイバーに限っては時空を越えた知識は持っておらず、その世界のセイバーが召喚されることになっています。つまり、平行世界の自分についての記憶はセイバーにはないんです。
だから、エミヤの正体などもわからなかったんです。
この質問は閉鎖されました。そのためこの質問にはもう返答できません。