インターナショナル版での主な変更点は、ユニットのパラメータを上げていくために使用される「スフィア盤」のスタート位置が全員同じであること。このために、どのユニットをどのようなタイプ(すばやさ優先とか、黒魔法優先とかですね)に育てるのかプレイヤーの自由度が高くなります。しかし、ゲームの中で入手できる武器に最初からついている効果などは日本語版とほぼ変化ありませんので、あまりにも日本語版とかけはなれた育成方法を選択してしまうと、たいへん苦労することになってしまいます。
(例:通常攻撃でダメージをとりにくい硬い魔物に対抗する「貫通」がついている武器はアーロンさんとキマリ君あたりが使用できます。この2名を他のタイプにまわしてしまうと、自分で「貫通」をつけられるようになるまで、困惑します。)
追加された強敵が何体もあり、物語をクリアする以上の難易度の高いバトルを楽しむことができます。ただし、これらの敵に勝利するためには、かなり本気になってユニットの育成をきわめる必要が生じます。
したがって、本来の物語だけを楽しめばいいと考えておられるのなら、時として追加敵がじゃまな存在になる可能性もあります。
逆に育てたユニットで限界のバトルをしてみたいプレイヤーさんには、たまらない魅力だったりします。
ご自身のRPGの楽しみ方がどのようなタイプであるかで、選択されるのがいいでしょう。