個体値というのは隠しステータスの1つです。
ポケモンの様子を見ると、HP、攻撃、防御、特攻、特防、すばやさの6つのステータスが確認できると思いますが
ここで表示されているステータスは「実数値」としてのステータスです。
ポケモンはレベルがあがるとステータスもアップすることはご存知の事だと思いますが、レベルだけでステータスを決定しているわけではありません。
レベルに加えて、ポケモンの種族であったり、性格であったり、そもそもの素質、今まで戦闘で倒してきたポケモン…こういった様々な要素に影響を受けて、ポケモンの「実数値」は決定されています。
個体値は、上記で言う所の「素質」を意味するステータスになります。
例えば。質問者さんがピカチュウを2匹持っていたとして、どちらも同じレベルだとします。
この2匹のステータスを見比べてみた時にに、2匹のステータスは全く同じ数値ではない事に気が付くを思います。
これが素質の差…つまり個体値の差となります。(実際には上記のように素質以外にも、性格など様々な要素が実数値に影響をあたえるため、素質だけの差で誤差がでているわけではありませんが、ここでは他の要素についての説明は省略します。)
ピカチュウはピカチュウでもそれぞれ1匹1匹が、各ステータスごと(HP、攻撃、防御、特攻、特防、すばやさ)に、個体値として0?31までの数字のうち、どれか1つの数字を持っています。
これは最初に説明した通り隠しステータスとなっているの、プレイヤーからは確認する事ができませんが、ゲームの内部ではそういう数字を持っていると思ってください。
そして、0が一番弱くて、31が一番高い素質を持っています。
個体値はステータスに影響を及ぼしますので、
個体値が0の数字をもったピカチュウAと、個体値が31のピカチュウBではピカチュウBのほうがより高いステータスとなる…というわけです。
この個体値はレベルがあがったり、進化したりしても絶対に変わる事がありません。
ピカチュウAは個体値0だとして、いくらこのピカチュウAをがんばって育てたり、何かアイテムを与えたとしても、この個体値が1になったり2になったりすることは絶対にありません。
ですからピカチュウならピカチュウの中でも個体値がより大きい数字(31に近い数字)をもった個体を選別する…という行為に意味が出てきます。
これを「厳選」といいます。
大雑把にまとめますと
・ポケモンは1匹1匹ごとに個体値という隠しステータスをもっている
・個体値は0?31の数字にて決定され、大きい数字になるほど強くなる
を考えてください。
何故強さを0?31までの32段階で表現しているのか?といった事は製作者でないとわからない事ですが、
とにかく個体値は、より大きい数字を持ったポケモンが強いポケモンになるのだな、という風に理解しておけばOKです。