Wall Street Journal誌は、Microsoftがスウェーデンの開発スタジオMojangの買収に向けて協議中であると報じている。同誌に情報を提供した関係者によると、その買収額は20億ドル(約2100億円)規模で、早ければ週内に合意する可能性もあるという。

Mojangといえば、4Gamerでもたびたび紹介しているとおり、“Notch”ことMarkus Persson氏によって設立されたインディーズ系の開発スタジオだ。その代表作である「Minecraft」は、2011年に正式リリースされたPC版の大ヒットを受ける形でコンソールやモバイルにも移植され、全世界で5000万本以上のセールスを記録している。昨今のインディーズゲームブームの先駆けとなった作品と言えるだろう。

そんなMojangに持ち上がった今回のニュースだが、今年3月にはFacebookのOculus VR買収に対して、Persson氏が不信感を表明したのは記憶に新しいところ(関連記事)。こうした経緯に加え、これまで外部からの投資を拒んできたこともあり、にわかには信じられない今回の買収話だが、今後の動向に注視する必要がありそうだ。