
日本一ソフトウェアは2014年8月7日にホラーアドベンチャー「真 流行り神」の発売を予定しております。
2004年に発売した「流行り神 警視庁怪異事件ファイル」の発売から10年目にあたる今年、“新しい流行り神”が始動します。
第二報では、主人公「紗希」の所属する警察関係者や事件に関わる人々の紹介をします。
また、「流行り神」シリーズではお馴染みのシステムと新たに搭載されたシステムやメインストーリーであるブラインドマン編を初めとした一部のルートのイベントイラスト、シナリオについての情報を公開します。
都市伝説
それは、口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるものーー
20世紀後半、フランスの民俗学者、エドガール・モランが初めて提唱し、
その後、ジャン・ハロルド・ブルンヴァンによって一般的に知られるようになった。
その内容は、現代都市にて生活する人々の心の僅かな隙間に忍び込み、
奇妙なリアリティを感じるようなものが多い。
そして同時に恐怖を感じるのだ。
しかし我々は忌避すべき恐怖こそが、魅力的に思えてしまう。
ーーそれこそが都市伝説の本質のひとつだ。
根拠のなく、非科学的で荒唐無稽な噂であるはずなのに。
どうして人間はその蠱惑を感じてしまうのか……。
人の心というものは、いまだ未解明の部分が多い。
それは時として、恐怖、狂気といった「闇の部分」と直結しているーー
そして、またひとつ。恐怖に彩られた蠱惑的な都市伝説が生まれようとしていた。
???「オマエ ノ メ ヲ ヨコセ」
物語のあらすじ

S県C村で殺人事件が発生。
遺体で発見された男性は、両目を大きな裁ち鋏で貫かれていた。
「私は、S県C村で発生した殺人事件に関する情報を持っています。」
東京地裁で公判中の元大学教授、関本爽二朗がこの事件の情報を持つと話したため、彼は特例で身柄をC村分署の留置所に移された。
関本の担当は、主人公、北条紗希が所属する署内の窓際部署である特殊警ら課(通称:特ラ課)が受け持つこととなる。
事件資料を一通り確認した関本は、自信満々に言った。
この事件は都市伝説の怪物『ブラインドマン』の仕業である、とーー。
「真 流行り神」とは
「真 流行り神」は都市伝説上の怪物『ブライドマン』が起こしたとされる怪事件の真相を女刑事、紗希が追うホラーサスペンスアドベンチャーです。
キャラクター紹介
~警察関係者~
風守 隼人(かざもり はやと)

「現場の俺たちも同じように騙し通せると思うなよ」
性別:男
年齢:28歳
職業:C村分署 特殊警ら課 巡査部長
紗希の先輩にあたるが、勤労意欲は低く、言葉遣いも乱暴で警察官らしくはない。
だが、身体能力は高く、いざというときに頼りになる男。
黒田 邦雄(くろだ くにお)

「北條クン、落ち着いて。君は確かに正論を言っている。
だが、時には譲歩しないと物事は進展しないよ」
性別:男
年齢:52歳
職業:C村分署 特殊警ら課 警部
温和な性格で、部下に対しても丁寧な口調で話す。
刑事歴が長く、他部署との折り合いをつけられるのも、彼の力があってのこと。
部下に経験を積ませるためと、実働捜査にはあまり参加しない。
立花 美鈴(たちばな みすず)

「鑑識を舐めてもらっちゃ困るわよ。私達は徹底的に突き詰めるの」
性別:女
年齢:25歳
職業:S県警鑑識課現場鑑識第一係・現場鑑識担当
警察学校では紗希と同期組だったが、抜群の成績で着任している。
自分の目で見た物しか信じない現実主義者で、頭も固い。
何事にも臆せず、新人とは思えない雰囲気を持っている。
~事件に関わる人々~
金谷 大夢(かなや ひろむ)

「ふうん……案外、警察も無能なんだ。
時々テレビでやってる特番じゃ、優秀だと喧伝するけど、あれは政府とテレビの捏造なんだ?」
性別:男
年齢:34歳
職業:無職
C村で権力のある地主の息子。人付き合いは不得意で、日中はだいたい部屋にこもって趣味のネットに興じている。
欲しい物は、どんな手を使ってでも手に入れようとする危ない性格。
水瀬 遥(みなせ はるか)

「それに、もう知っている事は全部話しましたよ。
だから役に立てるかどうかわからないんですが……」
性別:女
年齢:22歳
職業:女子大生
C村で起こった殺人事件の被害者と交友関係を持っている。
恋人ではないと否定するが、真偽は明らかではない。
田舎で暮らしているわりには垢抜けていて、会話上手な一面もある。
ゲームシステム
~物語の分岐~
「真 流行り神」はこれまでのシリーズの各話独立したオムニバス形式から、1つのメインのストーリーから様々なストーリーに分岐していく構成に変更になりました。


このゲームは、主人公である北條紗希となって物語を進めます。
ストーリーは「ブラインドマン編」を中心に複数のルートで構成されています。

クリア前

クリア後
初回はブラインドマン編から始まり、クリア条件によって次々と新たなストーリーが出現。新しいストーリーが出現すると、ストーリー中の選択肢が増え、そこから新たなルートへと分岐していきます。
~物語の展開~
物語の展開に大きく関わってくる代表的な3つのゲームシステムを紹介します。
「カリッジポイント」と「推理ロジック」はこれまでのシリーズから引き継いでいます。
本報ではこの2つのシステムに加え、新システム「ライアーズアート」についてご紹介します。
<カリッジポイント>

ストーリー中に出現する選択肢の中には「カリッジポイント」というポイントを消費
しなければ選ぶことのできない選択肢が存在します。中には「カリッジポイント」を使った選択でしか見れない展開や結末も存在しています。これは、勇気を試されるような選択で消費します。

「カリッジポイント」が0(零)だと選択することができません。
「カリッジポイント」は後述の「ライアーズアート」の選択肢でも現れます。
また、「ライアーズアート」の評価次第で「カリッジポイント」が回復します。
<推理ロジック>
推理ロジックとは事件の全体像を整理するためのロジック図です。
ストーリー終盤に推理ロジックの最終チェックがあり、採点結果によってその後の展開が変わっていきます。

ストーリー中、事件の推理に必要な「キーワード」を自動で入手していきます。

人間関係や事件の概要を相関図を用い、論理的に整理していきます。

入手したキーワードを使って事件の再検証を行います。
<ライアーズアート>
「真 流行り神」より搭載された新システム「ライアーズアート」。
主人公、紗希と相手との1対1の対話形式で、紗希の特技でもある嘘や演技を巧みに操り、必要な情報を聞き出したり、その場の状況を上手く切り抜けます。

ライアーズアートに突入すると、紗希が次に相手へ投げかける言葉の一部、キーとなる言葉が選択肢となって出現します。

制限時間内に選択して、言葉を決定させます。
どの選択肢も選ばず、制限時間を越えると「選択しなかった」という結果になります。
状況によっては、あえて「選択しない」という判断が良い場合もあります。

選択後、そのキーとなる言葉を含む台詞を実際に相手へ投げかけます。
その言葉によって相手の反応が変化し、画面右にあるメーターの針が「疑」か「信」に傾く場合があります。

ここまでのやり取りを複数回繰り返し、最終的にメーターの針の位置によって、ストーリー展開や「カリッジポイント」の回復量が変化します。
「真 流行り神」ではシステム以外にもEXTRA要素も充実しており、F.O.A.Fデータベースを初めとしたゲームをより楽しむための機能がございます。
これらについては、次回以降にご紹介をします。
次回予告
第三報では、第二報では紹介しきれなかった紗希をとりまく事件関係者について情報を公開します。
また、物語をより深く楽しむためのエクストラ要素、そして、本報で紹介したストーリーとはまた異なる怖さを持った各編のあらすじをご紹介いたします。
製品概要
タイトル:真 流行り神
ジャンル:ホラーアドベンチャー
対応機種:PlayStation(R)3 及び PlayStation(R)Vita
発売日:2014年8月7日(予定)
価格(PS3版):
パッケージ版・・・6,800円(税抜)/7,344円(税込)
DL版・・・6,171円(税込)
価格(PSVita版):
パッケージ版・・・5,800円(税抜)/6,264円(税込)
DL版・・・5,143円(税込)
公式サイト:http://hayarigami.com/shin_hayarigami/
権利表記:(C)2014 Nippon Ichi Software, Inc.
CERO:Z
キャラクターデザイン:三村 勇貴(hakus)
シナリオ:キュートロン
ディレクター・音楽:高須 和也
プロデューサー:簗瀬 涼司
予約特典:「流行り神」 サウンドトラック the BEST
【注】ここからの本ニュースの掲載内容には、暴力シーンやグロテスク・猟奇的な表現やスクリーンショットを含まれています。閲覧の際には、十分にご注意ください。
各編のあらすじ
~ブラインドマン編~
「真 流行り神」を構成する複数のルートより本報ではメインルートである「ブラインドマン編」、猟奇事件を追う「死臭編」、不気味な市松人形をめぐる「人形編」のご紹介をします。
CASE1:怪物
C村の殺人事件の概要はこうだ。
C村分署から程近い沢で、全裸の男性が遺体で発見された。
殺害方法が特異で、大きな裁ち鋏で両目が貫かれている。
遺留品も手術痕もなく、捜査はお手上げ状態だった。
事件資料を一通り確認した関本が、犯人は『ブラインドマンだ』と話す。
ブラインドマンとは都市伝説に登場する架空の怪物。
深夜、路上を一人歩きしている者の前に現われて、目を鋏で突きたてる手口で殺人を犯す通り魔のこと。
C村の殺人事件はその手口に類似する。
しかし、都市伝説の怪物が現われたとは考えがたい。


~~死臭編~
CASE2:猟奇
紗希は、とある参考人の一人から異質な『臭い』を感じとる。
思わず臭いがすることを指摘し、失礼な対応をとってしまう。
聴取後、留置所の関本にその話をすると、参考人の協力をこれからも得るために、謝罪をしてきた方がいいというアドバイスをもらう。
参考人のところに謝罪に行くと、「気にしないでいい」と話してくれた上に、醤油が入った一升瓶をくれる。
聞けば、醤油や味噌といった調味料を自前で作っているらしい。
署に戻り、留置所の関本に食事を出す紗希。
そこにもらってきた醤油も添えていた。
すると、関本は醤油から人体が放つ腐敗臭、いわゆる『死臭』がすると指摘する・・・。


~~人形編~
CASE3:呪詛
現場検証をする特ラ課。
死亡したのは村の介護施設に入っている老婆。
黒田からの情報によると、死因は心不全。事件性があるかどうかは不明。
ふと、紗希は山道に市松人形が捨ててあるのを見つけるが、鑑識の立花から現場の遺留品として持っていかれてしまう。
被害者は身寄りのない老婆で、昨晩は施設の部屋でおとなしくしていたはずらしい。
昔はかなり腕の立つ有名な人形師だったようで、『呪いの婆』と呼ばれていたという。
彼女が作った人形の所有者は、死の憂き目に遭うという噂があった。
紗希は呪いを信じる気にはなれないようだが、風守は呪いは実在すると考えている。
だが、作った本人が呪われて死んだとは思えない。
それならとっくに死んでいるはずだから。

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