ソニーのゲーム機「プレイステーション(PS)3」用インターネットサービスから大量の個人情報が流出した恐れがある問題について、ソニーは29日までに利用者に何らかの補償を検討していることを示唆した。詳細は明らかにしていない。

 ソニーはゲーム機向けネットワークサービスの米公式ブログで、サービス停止に関する利用者の質問に対し「皆さんの大変な辛抱に感謝を表す方法を考えている」と回答した。

 オンラインゲームの有料利用者についても、償う計画があることを示した。

 一方、29日付フランスの経済紙レゼコーは、同国の政府機関、国家情報自由委員会がフランス国内の被害状況について近く調査を開始する見通しとなったと報じた。個人情報保護を管轄する各国当局による実態把握の動きが一層強まりそうだ。(共同)