任天堂は、大証市場で390円安の2万3290円となり反落。同社株は、今年7月29日に発表した今3月期第1四半期業績が、大幅赤字転落して着地したことが響き、年初来安値まで10%超の急落を演じたが、全般相場の下落とともに、下値に年金基金の買いが観測され、この買い入れ対象の有力株との思惑が底流しており、この日一時、日経平均株価が1年3カ月ぶりに9000円台を割ったことから、逆張り余地も拡大しそうだ。

一方、年金買いは、主力株のTOPIXコア30銘柄が中心とみられており、30銘柄のうちでも時価総額上位を占める同社株への思惑を高め、年初来安値2万1960円をつけた8月12日もこの思惑から逆行高を演じた。底上げを支援しよう。