2011年ゲーム市場は年初から『TERA』を筆頭に下半期にサービス予定の『Arche Age』まで大作ゲームが数多くサービスを控えており、多くの期待を受けている。2011年ユーザーの心を引き付けるオンラインゲームにはどんなタイトルがあるのか調べてみよう。

<上半期『TERA』を筆頭にアクション性の強いゲームが登場>



これまでオンラインゲーム市場は、年初に人気を集めたタイトルが着実に人気を得てきた。2009年『AION』と2010年『マビノギ英雄伝』が代表的な例と言えるだろう。そして2011年には『TERA』がいよいよ登場する。

ブルーホールスタジオが開発しハンゲームでサービスされる『TERA』は、かなり以前より「フリーターゲッティング」の豪快な戦闘と「アンリアルエンジン3」で描き出した美しいグラフィックによって多くのユーザーの関心を集めてきた。

400億という開発費と3年を超える長い開発期間を経ていよいよ2011年1月11日『TERA』が完成された姿でユーザーの前に姿を表す。

現在ゲームを楽しむサーバー・種族・職業・キャラクター外形・キャラクター名をあらかじめ決めておく事が出来る事前選択サービスを実施中の『TERA』は、1週間経たないうちに20個のサーバーが全て締め切られる程高い人気を誇っている。

『TERA』はサーバー負荷テスト時に多くの意見があったPvE、PvPクラス別基本効率及び各職業別に特化された面白さを補強する為のバランス作業、チャットウィンドウの改善、ヒールターゲッティング面積の拡大など修正作業を行い、ユーザーのニーズに合わせたコンテンツを備えオープンベータを控えている。

2011年オンラインゲーム市場の第一歩を知らせる『TERA』が固定化されている韓国内ゲーム市場に新たな要素として作用する事ができるのか多くの人々の関心が集中している。



共に2011年上半期ハンビットソフトの『三国之天』ウィンディソフトの『Rusty Hearts』CJインターネットの『魔界村オンライン』エムゲームの『Valiant』等も注目を集めている。

三国志を題材とした『三国之天』はただ三国志に登場する武将が出現するだけの単純な形態ではなく巨大なスケールのMMORPGとして登場したハンビットソフトの野心作で厚い戦闘が特徴のタイトルだ。

中世ヨーロッパを背景に、人間とヴァンパイアの限りない戦争を題材とした『Rusty Hearts』はセルシェーディングをベースとした横スクロールアクションRPGで、アニメーションを見る様な高い水準のグラフィックと、簡単な操作から繰り出されるスタイリッシュなアクション、打撃感が長所だ。

G-STAR 2010で大人気となった『魔界村オンライン』も注目タイトルの一つだ。言わずと知れたカプコンの名作「魔界村」を原作にオンライン化した『魔界村オンライン』は3D横スクロールアクションMORPGで、原作特有のコミカルなホラーの雰囲気を維持しさらにオンラインの魅力を加えている。

チョン・ドゥホン武術監督のアクションが取り入れられたダンジョンRPG『Valiant』も上半期に公開を控えている。『Valiant』は現在ゲームの完成度を高める為に45種の改善作業を実施しており、1月中にはアドベンチャー要素がふんだんに盛り込まれた姿で公開される予定だ。

<下半期には『Arche Age』を始めとした正統MMORPGが押し寄せる>



2011年上半期最大の話題が『TERA』だとすれば下半期には『Arche Age』がある。『Arche Age』は『風の王国』『リネージュ』等を開発したソン・ジェギョン代表のXL Gamesで開発中の正統派MMORPGだ。

XL Gamesが開発、パブリッシングを行う『Arche Age』はこちらも3年以上の開発期間を経ており、ソン・ジェギョン代表の開発哲学である「制限のない極限の自由度」をベースにチョン・ミンヒ作家を始めとして100名以上の開発人材、シン・ヘチョル、ユン・サンの音楽が集まったドリームプロジェクトと言える。

特に、神々の世界を背景にユーザーの冒険と戦争の歴史を扱っている『Arche Age』のゲームストーリーは、ベストセラー小説「ルーンの子供達」の作家チョン・ミンヒ氏が担当し、東洋と西洋古代神話が交わったファンタジー世界観をクライエンジン2を活用した圧倒的なグラフィックで表現されている。

『Arche Age』では多彩なクエストや戦闘、キャラクターの職業等ユーザーの自由意思によってゲームの中の環境を無限大に変える事が出来る為、ユーザーのプレイスタイルによってそれぞれのサーバーが互いに違う歴史、コンテンツに合う事になる。

『Arche Age』はG-STAR 2010で海を背景にした大規模海戦を公開し多くの関心を集めた。大陸と海洋を行き来し、あたかも映画の一場面を見ている様な壮大な戦闘は『Arche Age』の特徴の一つだ。



共に2011年下半期に登場するであろうタイトルには、こちらも多くの注目を集めるNCソフトの『ブレイドアンドソウル』、ブリザードの『ディアブロ3』、ウィメイドの『NED』等がある。

NCソフトの『ブレイドアンドソウル』も2011年下半期に公開される予定だ。『ブレイドアンドソウル』は単純に東洋の世界観を取り入れたファンタジーではなく、これまでPCオンラインゲームで見られなかった様な高品格ファンタジーを目指している。

2008年NCソフトメディアデイで公開されて以降多くの関心を集めてきた『ブレイドアンドソウル』はG-STAR 2010で試演バージョンを公開し、最高の人気を誇りNCソフトのパワーを見せつけた実績を持っている。

ブリザードエンターテイメントのヒットシリーズ『ディアブロ3』も2011年期待を受けているタイトルの一つ。特に海外専門亜媒体mmogamesite.comで公開されたブリザードの計画日程によれば、2011年下半期『ディアブロ3』の登場が予告されておりユーザーの関心はより一層大きくなっている。

ウィメイドエンターテイメントが5年の間心血を注いで作り上げた新作MMORPG『NED』も2011年下半期に公開される予定だ。『NED』はゲームの完成度と大衆的な面白さの為に中心システムの大幅な改善を断行する程、ウィメイドが魂を込めて製作したタイトルだ。

XL Gamesのソン・スヨンチーム長は“2011年数多くの大作ゲームが公開を控えており、豊かな1年になるものと見られる。『Arche Age』も今年の上半期中に3次CBTを実施し、今年11月のオープンを目標に開発に拍車をかけている”と話している。