全世界を揺るがした「ソーシャル」ゲームが、ゲーム開発者達の知識の共有の場であるGDC(Game Developers Conference)の中心となっている。

昨年までのGDCのイベントはソニー、EA、任天堂、ブリザード等大規模ゲーム開発会社の中心開発者や有名ゲーム開発者達がイベントに参加し、ゲーム開発のノウハウや展望などについて発表を行っていた。しかし、今年のGDC2011で注目を集めたのは「Zynga」「playdom」「playfish」等全世界を代表するソーシャルゲーム開発会社だった。

世界3第ソーシャルゲーム開発会社と呼ばれる彼らは、GDC2011で自分達が開発したソーシャルゲームの成功ノウハウやSNSに関連する自分達の考えを発表した。



特にソーシャルゲームの構造と、ゲーム内の社交関係の役割等を分析してゲームの社交的要素を活用する為の様々なアイデアについて議論を実施した。ソーシャルゲームの急成長に伴う期待感が徐々に落ち着き、ソーシャルゲームへの徹底的な分析と構造化を計り成功の可能性を高める為の努力の一環と言える。

また、Facebookベースのソーシャルネットワークゲーム市場が、Zynga等少数の大手企業を中心に再編され、ソーシャルゲームに対するより徹底した理解をベースに新たな試みを追求しようという意見も伝えた。

さらに、ソーシャルゲームに対する分析と、ソーシャル要素をモバイルと組み合わせてビジネスモデルを創り出そうとする努力も続いている。iPhoneとAndroidを合わせるクロスプラットフォームと部分有料化およびモバイル広告モデルを適用した事業方向を企画する時は、ソーシャルとの接続が必須であると言及した。