舞台は近未来の警察、TCTF(テクノロジー犯罪専門取締部隊:Technology Crimes Task Force)。工作員のKonokoは、サイバネティクに交信のできる少女アンドロイドShintamaを持っている。彼女はMuroという犯罪者と彼のいかついボディガードたちを追いかけることになり、その闘いはオフィスビル、化学工場、空港、さらにはTCTFの本部で派手に繰り広げられる。
ストーリーはいたって単純明解。メロドラマもたっぷりだが、アニメの絵とはぴったり合っている。アクションも同じだ。使用する武器は、特大サイズのライフル、おかしなな形のロケットランチャー、プラズマキャノン、そしてフリーズガンなどで、弾薬が尽きたり手元から飛んでいってしまったときには、こぶしと足がモノを言う。
Konokoは比較的簡単に操作でき、宙返り、コンビネーション、破壊力のあるパンチやキックといったたくさんの動きをくり出すことができる。戦闘シーンは迫力満点で、かなり難易度が高いが、決して退屈にはならない。アニメには欠点1つなく、楽しんで見られる。過度に血みどろになったり品がなくなったりすることもない。『マトリックス』の目をみはる戦闘シーンを思い浮かべてみれば、『Oni』のアクションがどんなものかわかるはずだ。
唯一の欠点を挙げるとすれば、ゲームで使われているセーブポイントシステムだ。ゲームは適当な長さのいくつかの章に分かれていて、各章のはじめに自動的にセーブされる。どこででもセーブできないようにするのはわかるが、章と章の間が長すぎる箇所がいくつかあるのがいらいらする。ゲーム中の長い部分を何度も繰り返しているとだんだん嫌気がさしてくるし、ゲームのペースも乱れる。
この繰り返しを気にしなければ、『Oni』は、定番の「撃って、走って…」というアクションゲームに代わる新しいカンフーゲームになるだろう。それに、主人公Konokoの魅力にノックアウトまちがいなし。(Andrew S. Bub, Amazon.com)







