
本作でのポイントのひとつは、画面に表示される「カムフラージュ率」によって、敵から姿を隠せる確率が常に変化すること。迷彩服やフェイスペイントを状況によって使いこなすことで自然と同化し、奥行きのあるステルス任務を遂行することができる。
また、敵領内での任務、ましてジャングルのなかでは、生き延びるためのサバイバル能力も要求される。生息する魚、果実、蛇などをハンティングして食べることで、スタミナがつく。自然をどう味方につけ利用するかも任務遂行のカギとなる。
戦闘アクションには新たに近接格闘術CQCを取り込み、敵を殺さず倒す手段がより充実した。史実ではまだ登場しない最新の兵器を駆使し、冷戦の只中を密やかに駆け巡る諜報員ネイキッド・スネーク。喰うか喰われるか、生きるか死ぬか、究極の戦闘を体験できる至高のアクションゲームだ。(江口 湊)