【西暦2080年、東京湾】
かつての煌びやかなベイエリアは今、無人の静けさの中に打ち捨てられていた。
20世紀から続く地球温暖化などによる海面の上昇……
高さ100メートルを越す東京湾の巨大堤防は着工から50年かけた今もなお建設工事を続けている。
特殊部隊「ラストクルー」に所属するダン・マーシャル軍曹はその巨大な堤防を
見上げるように闇夜の海中を潜行していた。
国連傘下の査察機関IRTA(国際ロボット技術機構)からの密命を帯びたダンの目的は、
日本の大手ロボット開発メーカー「AMADA社」創設者・天田洋二の身柄拘束。
天田博士には、条約で禁止された人近似ロボットの開発という国際法上の犯罪容疑がかけられていた。
排外主義の日本政府は、密入国者の射殺に躊躇がない。
つまり今回の任務は、厳重な警備体制をしく内務省治安維持部隊の銃口にさらされることになる。
だが、生還者(サバイバー)の異名を持つダンの口元には不敵な笑みが浮かべられていた。
飛び交う銃弾の中、無数に積み上げられていく鉄の屍。
ダンをはじめとするラストクルーの猛者たちは東京の深部へと潜入していく。
その先に人類全体の深刻な危機が待ち構えていることを、彼らはまだ誰もしらない……
【プレイヤーの行動がドラマを左右する】
ラストクルーの仲間たちには信頼度というパラメーターがある。仲間の危機を助けた時や作戦指示が有効であった場合は信頼度が上昇し、逆に誤射をしたり、強引な作戦行動で仲間がダメージを受けた場合には信頼度が下降する。
仲間との信頼度はストーリーに影響を与え、常に信頼度を意識したプレイが必要になる!
【仲間とのコミュニケーションが織り成すチームワーク】
仲間からのリアルタイムで戦術提案を受けたり、日常的な質問を問いかけられるイベントが発生するシステムを「リップルリンク」と呼び、プレイヤーはボイスコマンドで返答する。
戦術提案の場合は仲間の戦い方、「どう答えを出すか?」が常にプレイヤーに求められる。仲間との信頼度をあげるために、それらイベントを成功させることが重要になってくる。
【アクションシーンでも感じる、死線をさまようドラマ】
仲間とボイスコマンド(音声認識)によるリアルコミュニケーションが可能。戦闘・非戦闘問わず、会話内容によってバトルやストーリーに影響が!?
(ヘッドセットは勿論、コントローラ操作による指示も可能だ)
【行く手を阻むエネミーロボットたち】
エネミーロボットは部位を破壊されても立ち向かってくる。高度なAIで制御されたエネミーロボットは破壊された部位により行動を変化させる。
どの部分を破壊するかもプレイヤーの戦略の一つで、生身の人間ではありえないロボットたちの多彩な動きは見どころのひとつだ。
ボスたちには必ず弱点がある。弱点を攻撃することが有効な攻略法ではあるが、弱点は狙いにくいところに隠れていたり、装甲で覆われていたりと一筋縄では攻略できない。逆に、ボスの攻略法は一つの決まり切った手法だけではなく、様々な手法があるので、使用する武器の選択、攻撃方法など状況に応じた判断が求められるぞ。