東京魔人學園外法帖血風録

 「東京魔人學園伝奇」シリーズ5周年を記念して制作された作品で、2002年にPSで発売された「東京魔人學園外法帖」をリメイクした作品。1866年の江戸を舞台に、幕府の"龍閃組"と、幕府への復讐を掲げる"鬼道衆"との戦いを描いた物語で、ストーリーはアドベンチャー形式で、戦闘はシミュレーション形式でそれぞれ進行していく、マルチシナリオのRPGだ。

   リメイクにあたり、北欧から海を渡ってきた敵と戦う「北欧神話編」という新シナリオ「邪」が追加されたのが大きな特徴で（ほかの2章をクリアーするとプレイ可能に）、従来の「陰」と「陽」に新たな章が加わったことで、よりドラマチックで奥深いストーリーが楽しめるようになっている。また、それにともない、北欧からやってきた8人の神々が新キャラクターとして登場する。

   そのほか、戦闘シーンにおいては、味方が自動的に動いてくれるAIを導入し、戦闘時にキャラが装備する「式神」も新たに100体以上追加。特定キャラの組み合わせで発動する必殺技の「方陣技」も自由にエディットできるよう変更し、ミニゲームとして麻雀が楽しめる「東京麻雀學園」も新たに追加している。（田村 雅）