『戦国BASARA4』 序章 -天政奉還-
永く続いた室町時代。
日ノ本に君臨する帝王・足利義輝は熱を求めていた。
生まれながらの将軍として、頂点から天下を眺めた時…
室町の世に住まう人々から、もはや熱は感じられなかった。
そして行われる「天政奉還」。
足利義輝は自らの地位を放棄し、誰もが天下を望み、己の時代を創りあげられる世の訪れを宣言する。
それを受け、各地で絡み合う因縁と思惑。
未来を賭け、命を賭け、天下を求めて立ち上がる者。
過去に囚われ、野望にあふれ、復讐に燃える者。
誰もが何かを賭け、何かを掴もうとする。
日ノ本はまさに、英雄たちの熱気に包まれる――
“戦国時代”の始まりである。