巨大な塔と失われたクリスタル――。
少女と猫がみせたやさしい世界。
主人公が暮らす村では16歳をもって成人と認め、それを森に示さなければならないしきたりがあった。その日16歳を迎えた主人公はしきたりに従い深い森に分け入り、襲い来る魔物を次々と倒した。いちだんと大きな魔物を倒しその先へと足を踏み入れると、そこには巨大なクリスタルと「シェルロッタ」と呼ばれる少女が待っていた。
シェルロッタから成人の儀の証としてクリスタルを受け取り、無事村へと戻ってきた主人公だったが、喜びもつかの間村人の娘が病に倒れてしまう。村の掟では森から外へ出ることを禁じていたが、主人公は娘を助けるため村を後にする。生まれて初めて外の世界へと旅に出た主人公は、娘が太古に失われた病に冒されていたことを知る。
そしてまた、クリスタルが遥か昔にこの世から失われた存在だということも――。