「松嶋みちる」は、アイドル活動をしているがまったく無名で売れていない。
彼女の夢は、人気のトップアイドルになることだ。
可愛い衣装を着て、素敵な歌を歌い、老若男女に愛される存在。
そう、憧れのアイドル「風見一姫」のように……。
しかし、そんなのは夢のまた夢で、実際は地下の薄暗いジャズバーで、毎週末決まったファンを相手に小さなライブをしつつ、物販でやりくりをする、同じことの繰り返しであった。
そんなある日、みちるは帰宅するために1人で夜の住宅街を歩いていた。
ふと空を見上げると、流れ星が見えた。
早くトップアイドルになれますように──とお願いをするみちる。
しかしその流星は、魔法の世界からやってきた使い魔の猫「ニャンメル」で、世界を救うため、みちるに魔法少女になるよう伝えてくるのであった。