「閉店事件 The Closing Shift」の全3つのエンディング分岐ルート攻略。閉店事件、クロージングシフト各エンディング分岐条件と真相を詳しく解説します。


エンディング分岐の基本システム

閉店事件ゲーム画面
引用元

Chilla's Art制作の「閉店事件(The Closing Shift)」は、カフェでのアルバイトを舞台にしたストーカーホラーゲームです。このゲームの特徴は、最終日12月17日の「Closed」看板を出した後の行動によって、3つの異なるエンディングに分岐する点にあります。

実質的には2つのバッドエンドと1つのトゥルーエンドという構成になっており、どのルートを選んでもハッピーエンドは存在しないという、現実的なストーカー被害の恐怖を描いています。この設定は、ストーカー問題の深刻さと、被害者が置かれる絶望的な状況をリアルに表現しています。

ゲームの前半部分では、チラズカフェでのバイト業務を通じて、実際にドリンクや食べ物を作る体験ができます。しかし、日を追うごとに不穏な出来事が増加し、最終的に主人公を襲う恐怖へと繋がっていく構成になっています。

ネタバレ完全攻略!カフェ店員の恐怖体験と3つのエンディング解説

3つのエンディングルート詳細

バッドエンド1:「勝手口エンド(飛んで火に入る)」
分岐条件はClosedの看板を出した後、そのまま勝手口から外に出ることです。このルートは最もシンプルな分岐条件ですが、最も危険な選択でもあります。

主人公が勝手口から逃げようとすると、待ち伏せしていたストーカーに鉄パイプで襲われてしまいます。ストーカーが勝手口で待ち伏せしており、鉄パイプによる襲撃を受け、助けを求める声は誰にも届かず、視界が暗転してそのまま終了となります。

バッドエンド2:「トイレのダクトエンド(後ろに)」
このルートの分岐条件は複数のステップが必要です。まず隠し部屋からドライバーを入手し、トイレのダクトをドライバーで開き、ダクトから脱出後に車の鍵を拾い、車で逃走を試みるという手順になります。

一見成功しそうなこのルートですが、最後に恐ろしい罠が待っている結末となります。ダクトからの脱出は成功し、探偵「はっさく」の無残な姿を発見した後、車の鍵を見つけて逃走を開始しますが、車の後部座席にストーカーが潜んでいたという恐怖の結末が待っています。

トゥルーエンド:「レンガエンド(ストーカーを○してしまった)」
このルートが「トゥルーエンド」とされていますが、決してハッピーエンドではない点が、このゲームの大きな特徴です。分岐条件は、用具室からはしごを入手し、隠し部屋でハシゴを設置、屋上に登りレンガを取得、ストーカーの頭部にレンガを投げつけるという手順です。

レンガでストーカーを倒すことに成功し、警察に通報して事情を説明しますが、現場に戻ると男の姿は消えていました。そして自宅に帰ると、最後の恐怖が待っているという展開になります。

重要アイテムと入手場所

閉店事件隠し部屋
引用元

アイテム名入手場所使用目的
ドライバー隠し部屋ダクト開放
はしご用具室屋上アクセス
レンガ屋上攻撃用
車の鍵メニュー表付近車での逃走

隠し部屋の発見
ストーカーが潜んでいた隠し部屋は、店内の開かないドアの先にあります。この部屋には長期間の潜伏の証拠となるベッドと食料、主人公の写真が壁一面に貼られている、各種工具類、監視のための機材が配置されています。

この隠し部屋の存在は、ストーカーが計画的かつ長期間にわたって主人公を監視していたことを示しており、事件の深刻さを物語る重要な要素となっています。

アイテム入手の最適順序
効率的にエンディング分岐を達成するためには、まず隠し部屋を発見してドライバーを入手し、その後で用具室からはしごを取得するという順序が推奨されます。これにより、複数のエンディングルートへの準備を同時に進めることができます。

ストーカーの正体と考察

閉店事件ストーカー考察
引用元

事件の発端
物語の始まりは、主人公が落ちていた携帯電話を拾って届けたことでした。この親切な行為が、ストーカーに「自分に好意を持っている」という勘違いを抱かせる原因となりました。これは現実のストーカー事件でもよく見られるパターンであり、被害者の善意が悪用される恐ろしさを表現しています。

段階的なエスカレート
ストーカー行為は段階的にエスカレートしていきます。11月初旬には隠し撮り写真の発見から始まり、11月27日には店内への侵入と監視の開始、そして12月17日には直接的な襲撃の実行という段階を踏んでいます。

この段階的なエスカレートは、実際のストーカー事件の典型的なパターンを再現しており、被害者が徐々に追い詰められていく恐怖を効果的に演出しています。

複数ストーカー説
一部の考察では、作中に3人のストーカーが登場しているという説もあります。メインのストーカー(携帯を落とした男性)、フードを被った隠し撮り犯、バスでじろじろ見てきた中年男性の3人です。

この説が正しければ、主人公は複数の脅威に同時に晒されていたことになり、事件の複雑さと被害者の絶望的な状況がより際立つことになります。

Chilla's Art作品との繋がり

「閉店事件」は、Chilla's Artの他作品との繋がりも示唆されています。特に「船橋三兄弟」という設定が興味深く、夜勤事件では船橋兄(コンビニ店員)、行方不明では船橋兄(警察官)、閉店事件では船橋(カフェ先輩・三男)が登場しています。

ニュース映像の共有
エンディングで流れるニュース映像は、過去作品「帰り道」と同じ内容となっており、時系列的に同時期の出来事であることが示されています。これにより、Chilla's Art作品群が同一の世界観で繋がっていることが確認できます。

この世界観の共有は、各作品を単独で楽しむだけでなく、シリーズ全体を通して一つの大きな物語として捉える楽しみ方を提供しています。過去作品のキャラクターや事件が他の作品にも影響を与えているという設定は、ファンにとって非常に魅力的な要素となっています。

「閉店事件」のエンディング分岐システムは、現実的なストーカー被害の恐怖を多角的に描写することに成功しています。3つのルートはすべて悲劇的な結末を迎えますが、これこそがこのゲームの真のメッセージなのかもしれません。どのエンディングを選んでも完全な解決には至らないという現実的な描写は、ストーカー問題の深刻さと被害者の置かれた困難な状況を如実に表現しており、単なるホラーゲームを超えた社会的なメッセージ性を持った作品として評価されています。


関連スレッド

【閉店事件】雑談スレッド
【閉店事件】フレンド募集スレッド
【閉店事件】質問スレッド

この裏技・攻略を…

ツイートする

この裏技・攻略が…

役に立った(1人) 立たなかった

100% (評価人数:1人)