深夜放送のエンディング分岐について詳しく解説。深夜放送の全3種類のエンディング「婚約者」「警察官」「トナコの闇の都市伝説」の分岐条件と攻略方法を徹底解説。チラズアート最新作ホラーゲームの真相に迫ります!
エンディング分岐システムの全体像

引用:YouTube
Chilla's Artが手がけるホラーゲーム「深夜放送」では、3つの異なるエンディング分岐が用意されています。山奥のラジオ局を舞台に、弟の死の真相を探る兄の物語は、プレイヤーの行動と収集したアイテムによって大きく異なる結末を迎えます。
このゲームのエンディング分岐の核心は、「トミノの地獄」をオマージュした都市伝説「トナコの闇」を中心に展開されており、プレイヤーがどのような順序でこの呪いの物語に触れるかによって結末が決定されます。ラジオテープの収集とボイスレコーダーの取得状況が、分岐の決定要素として重要な役割を果たしています。
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エンディング1:「婚約者」の分岐条件

引用:ホラーもっとマガジン 旧わたブログ
エンディング分岐への到達方法
「婚約者」エンディングは最も悲劇的な結末として位置づけられています。このエンディングに到達するためには、6本目のラジオテープを聴取完了し、山奥ラジオ収録室の資料から「トナコの闇」を発見する必要があります。プレイヤー自身が「トナコの闇」を直接読み、ボイスレコーダーを取得していない状態であることが条件となっています。このエンディングでは呪いの直接的な影響を受けることになり、主人公が「トナコの闇」の呪文に巻き込まれる恐怖の展開が描かれます。ホラーゲームとしての恐怖要素が最大限に活用された、印象的な結末となっています。
「トナコの闇」による呪いの発動
主人公が直接「トナコの闇」を読むことで、呪いが発動し悲劇的な結末を迎えます。収録室が赤い液体で満たされ、白いフードを被った謎の人物が現れるという恐怖の演出が待ち受けています。このエンディングでは、物語の最後に主人公の婚約者の視点から語られるエピローグが用意されており、呪いの連鎖が続くことが示唆されています。婚約者の視点から描かれる悲しみと困惑は、プレイヤーに深い印象を残し、「トナコの闇」の恐ろしさを際立たせる効果的な演出となっています。
エンディング2:「警察官」の分岐条件

引用:ホラーもっとマガジン 旧わたブログ
エンディング分岐の特殊条件
「警察官」エンディングは間接的な悲劇を描いた結末となっています。7本目のテープの逆再生を修復し、ラジオ局で「トナコの闇」の音声版を再生することが必要です。弟まさきの声で「トナコの闇」を聞き、ボイスレコーダーを取得していない状態であることが条件となっています。このエンディングでは主人公の判断力が重要な要素となっており、直接的な呪いを避けながらも、結果的に新たな犠牲者を生み出してしまう皮肉な展開が描かれています。
呪いの物語の音声再生による展開
弟の声による「トナコの闇」の朗読を聞くことで、主人公は弟の死の原因を理解し、それ以上の調査を断念します。しかし、この判断が新たな悲劇を生むことになります。エピローグでは警察官の視点から物語が語られ、「トナコの闇」の手紙を読んだ後輩警察官が犠牲になるという展開が描かれます。この展開により、「トナコの闇」の呪いが単なる個人的な問題ではなく、社会全体に影響を与える恐ろしい存在であることが示されています。
エンディング3:「トナコの闇の都市伝説」の分岐条件

引用:ホラーもっとマガジン 旧わたブログ
真のエンディング分岐への道のり
「トナコの闇の都市伝説」は最も意義深いエンディングとして設計されています。山奥ラジオ所有地の謎解きをクリアし、ボイスレコーダーを入手済みであることが必要です。7本目のテープの逆再生を修復し、「トナコの闇」を聞きながらボイスレコーダーで警告を録音することが条件となっています。このエンディングでは主人公の犠牲的精神が最大限に発揮され、自らの命と引き換えに多くの人々を救おうとする崇高な行動が描かれています。真のヒーローとしての主人公の姿が印象的に描かれています。
呪いの連鎖を断ち切る選択
ボイスレコーダーによる警告の録音により、主人公は自らの犠牲と引き換えに、呪いの拡散を防ごうとします。このエンディングのエピローグでは、ネット掲示板での「トナコの闇」に関する議論が描かれ、都市伝説として語り継がれる様子が表現されています。主人公の警告により、多くの人々が「トナコの闇」の危険性を知ることで、被害の拡大を防ぐことができたことが示唆されており、最も前向きな結末として位置づけられています。
重要アイテムによるエンディング分岐

引用:smart_thomas Blog - はてなブログ
ボイスレコーダーの取得方法
エンディング分岐の決定要素となるボイスレコーダーの入手は、特別な謎解きが必要です。ラジオ局所有地への到達後、不審車の演出を体験し、UVライトで手形のあるドアを発見する必要があります。奥の部屋でボイスレコーダーを入手することで、最終エンディングへの道筋が開かれます。ボイスレコーダーの取得はゲーム最大の謎解きの一つであり、プレイヤーの観察力と推理力が試される重要な要素となっています。この謎解きをクリアすることで、物語の真の結末に到達することが可能になります。
取得手順の詳細
手順 | 場所 | 必要アイテム |
1 | ラジオ局所有地 | UVライト |
2 | 不審車演出 | なし |
3 | 手形ドア発見 | UVライト |
4 | 奥の部屋 | なし |
テープの逆再生修復プロセス
7本目のテープの修復は、複数の段階を経て完成させる必要があります。鉄塔で「逆再生されたテープ」を入手し、ゴミステーションで「南京錠の鍵」を取得した後、隠された部屋で「テープデッキ」を使用することで「直したテープ」の完成となります。このプロセスはゲームの核心部分を構成しており、プレイヤーの探索能力と論理的思考力を総合的に試す設計となっています。各段階での成功が最終的なエンディング分岐に大きく影響します。
「トナコの闇」の正体と考察
「深夜放送」のエンディング分岐の核心となる「トナコの闇」は、実在する都市伝説「トミノの地獄」をオマージュした創作です。約100年前の詩集「砂金」に収録された詩で、声に出して読むと呪われるという都市伝説が元になっており、2000年代からインターネットで広まった有名な怪談です。この元ネタを現代的にアレンジし、ラジオ放送という媒体を通じて拡散される恐怖として再構築されているのが、本作の巧妙な設計です。ラジオに投稿を続けた「とーこ」の正体は「トナコ」である可能性が高いと考察されており、物語全体の一貫性を高めています。
## まとめ
「深夜放送」のエンディング分岐システムは、都市伝説をモチーフとした巧妙な物語構造と、プレイヤーの選択が直接結末に影響する優れた設計を兼ね備えています。Chilla's Artの技術力と創造性が結集した本作は、ホラーゲームの新たな可能性を示した傑作といえるでしょう。
3つのエンディングそれぞれが異なる恐怖と感動を提供し、特に「トナコの闇の都市伝説」エンドは、プレイヤー自身が物語の一部となるメタ的な構造で深い印象を残します。ぜひ全てのエンディングを体験して、この恐るべき呪いの物語の真相を確かめてみてください。
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