【夜間警備】ネタバレ攻略｜全2ルートと落木敬護の正体

夜間警備（Night Security）チラズアート最新作のネタバレ攻略情報。警備員35歳の正体、落木敬護との関係、ループする物語の謎、全ルート分岐条件を徹底解説します。

Chilla's Art（チラズアート）制作の『Night Security | 夜間警備』は、子供の誕生日前日に妻子を残して夜勤に向かった35歳の警備員が、11階建てビルで体験する異常現象を描いた純粋なサイコロジカルホラーゲームです。本記事では、物語の核心に迫るネタバレ攻略をお届けします。

ネタバレストーリー：10月22日の夜勤業務

出典：はてなブログ

物語は「10月22日 警備員（35）」から始まります。主人公は深夜0時から11階建てのオフィスビルで夜間警備の仕事をスタートさせます。各フロアでの業務内容は以下の通りです：

業務内容	詳細
火災報知器の点検	各階の奥にある報知器を確認
電気の消灯	トイレの明かりを消す
残業者への対応	人がいる場合は帰宅を促す
異常の確認	監視モニターで館内をチェック

しかし、フロアを進むにつれて徐々に異常事態が悪化していきます。

ネタバレ詳細：社内恋愛沙汰の真相

出典：はてなブログ

5階の監視モニターで明かされる重要な事実：

人物	関係性
落木敬護	前任の警備員（35歳）
赤い服の女性（アイツ）	落木と交際していた社員
灰色スーツの女性	「アイツ」から落木を略奪した女性社員

6階のモニターでは灰色スーツの女性が「アイツから男を奪った」「私の方が魅力的だから仕方ない」と話している様子が映されており、この恋愛沙汰が異常現象の原因であることが示唆されます。

全ルート攻略：ネタバレ完全版

出典：はてなブログ

⇒エンディング分岐完全攻略ガイド｜2つの結末と娘の誕生日パスワード

到達条件：

• 11階でビデオテープを視聴後、非常階段から脱出
  

内容：非常階段から転落して死亡し、エンドロールで主人公の正体が「落木敬護（35）」であることが判明します。プレイヤーが操作していたのは、実は行方不明になった前任警備員本人だったという衝撃の展開です。

到達条件：

• 11階のビデオテープ視聴後、追いかけてくる女から逃げながら壁の番号入力装置に「1023」（子供の誕生日）を入力
  

内容：病院のベッドで目を覚まし、妻子との再会を果たすが、最後に妻子の後ろに「アイツ」（赤い服の女性）が現れる不穏な結末です。

ネタバレ攻略：暗号入力のヒント

出典：はてなブログ

ルート2到達の鍵となる暗号は子供の誕生日「1023」（10月23日）です。入力装置の周りには：

• 家族の写真：主人公の家族が映った写真
  
• 数字と斜線：何度も間違えた痕跡
  
• ループの証拠：同じ場面を何度も繰り返している証拠
  

ネタバレ考察：物語の深層構造

出典：ファミ通

本作は主人公が何度も同じ悪夢を繰り返しているという構造になっています：

根拠1：ルート1のエンドロールが物語を巻き戻している
根拠2：暗号装置周りの何度も間違えた痕跡
根拠3：9階の社員の「何度も何度も来やがって」という台詞

さらに深い考察として、1階では新人扱いだった主人公が、フロアを進むにつれて落木敬護の記憶や人格に侵食されていくという解釈があります：

階層	状況
1階	マネージャーから「落木の業務を引き継いで」という指示
4階	社員から「今日もあなたですか」と顔見知り扱い
11階	完全に落木敬護の人格になっている

ネタバレ詳細：各フロアで起こる異常現象

出典：AUTOMATON

• 4階：紙を吐き出し続けるコピー機
  
• 5階：停電とヒューズの復旧
  
• 6階以降：天井から落下する蛍光灯、トイレから覗く影
  
• 9階：床で寝ている社員の不可解な言動
  
• 11階：最終的な恐怖の頂点
  

最終ネタバレ：チラズアート作品としての位置づけ

『夜間警備』はチラズアート作品の中でも純粋なホラーを突き詰めた作品として位置づけられます。従来作品に見られた社会問題へのメッセージ性よりも、心理的恐怖と物語の巧妙な構造に重点を置いているのが特徴です。

本作の真の恐怖は：
1. 表層：夜間警備中に起こる超常現象
2. 深層：恋愛沙汰で恨みを買った警備員の精神的な報復

ルート2で最後に現れる「アイツ」は、主人公が真の平穏を得ることはできないという暗示として機能しており、チラズアート作品らしい不穏なオチとなっています。

『夜間警備』は一見シンプルな警備員の仕事をテーマにしながら、複雑な人間関係と心理的恐怖を巧妙に組み合わせた秀作と言えるでしょう。プレイヤーは最後まで、真実に気づかないまま物語に引き込まれていくという、巧妙な脚本構成が見事な作品です。