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小説スレッド

返信数:20  最終更新:2018-07-13 20:04

ロイク氏が書いた小説のせてもらうスレです
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りんご丸

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「…終わった…急いで帰ろう。」
自分は授業が終わると、全速力で家に帰った。
11月で、冬も近いはずなのに、自分は汗まみれだった。
自分は家に到着し、真っ先に鍵を閉めた。
十数分経っただろうか、足音がして、隣のドアがガチャリと開いた。
くるか、と思ったその時だった。
足音は、自分のドアを通りすぎていった。
もしかして、別人?
いいや、分かっている。
この足音は、隣のドアが開いた後からなり始めた。
つまり、空野で間違いないはずだ。
自分は、外を見てみた。
すると、空野がどこかへ歩いていく。
色んな考察をした。
買い物?それにしては荷物が多い。
お泊まり会?女子の友達はあいつはまだ出来ていないはず。
だが、あの荷物。
どこかで見た。
そして、思い出した。
昨日の空野のあの荷物。
「…まさかあいつ、別の家にも泊まりにいく気なのか?」
多分、そうとしか考えられなかった。
自分は、この時間を「空白の時間」と名付けた。
それは「静寂」の意味がこもった空白ではなく「喜び」とかが混じりあった空白だった。
自分は、その空白の時間を、楽しんでいた…
「恋に目覚めし者達は」#2
[空白]

「…ふぅ…」
結局、夜の8時まで居座り、ご飯食べてくる、と言って帰った。
発言的に、多分また戻ってくる可能性あったから、速攻で鍵閉めたがな。
後からドアノブがガチャガチャしていたが、予想は的中していたのだろう。
「…こんなの見られたら、付き合ってるって思われるから嫌なんだよなぁ…」
そう、自分のクラスの男子は何故か分からないが噂とか、恋バナとかが好きだ。
こいつら前世女子だったんじゃないのかってくらいには。
だから、もしこんな現場誰かに見られてたら、多分3分せずにクラス中に広まる。
彼女はまだ希望がある。
彼女は美しく、性格さえまともなら、誰とでも付き合えるだろう。
現にもうクラス候補として、四組の学年一イケメンの奴がいる。
あいつ曰く、告白はもう慣れた、というらしい。
それほどまで告白されてきたという事が分かる発言で、説得力があった。
一方自分は、地味でそんなに格好よくもない。
一言でいうとやはり「普通」だ。
自分のトレンドマークは「普通」。
学力も、運動も、格好良さも、何もかも普通。
そんな自分と彼女では、本当に雲泥の差と言ってもいいだろう。
そんな雲泥コンビが付き合おう物なら、確実に学年中は天と地がひっくり返るだろう。
そんな確率だ。
「…また、明日も、来るのか?」
自分はいつも通り独り言を呟きながら、自分はボーッとしていた。
「…んで、いつまでいるつもり?」
自分は尋ねた。
「飽きるまで。」
「ふざけてんの?」
飽きるまで。
それがいつか分からないから嫌なのだ。
「こっち風呂入りたかったんだけ?」
「エッチだね。」
「日々の習慣なんだが?」
彼女のせいで習慣が台無しだ。
自分が帰ってくる時は大体汗まみれなので、風呂に入る。
「臭くない?」
「臭い。」
平然と傷付く事を言う彼女。
「じゃあ今から風呂入るから一旦家に戻ってくれないかな」
まぁ、彼女が自分の家から出たら速攻で鍵を閉めるだけなんだが。
「嫌だよ」
「お前の方が変態じゃねぇか」
「だって暇なんだもん」
と自分のゲームを勝手にやりだす彼女。
プライバシーという物がないのだろうか。
それかあれ?ゲームしたいだけ?
幸い彼女がやっているゲーム機とカセットは最近自分がやっていない物。
壊されても大丈夫だから、借りてもいいから帰ってくれ。
そう彼女に伝えようとした時。
「あぁ、飽きるまで帰らないから、何されても帰らないよ」
あり得ない。
彼女がいると、プライバシーもくそもない。
男というのがどれほど恐ろしいのか分かっていないのか。
「じゃあお前はもし俺が狼になって襲ったらどうする」
と訪ねると、
「だって貴方はそういう事をしないんだもん」
と諭された。
そこで、彼女にはどんな言葉をかけても帰らない、と把握して。
ため息をつきながら、自分は、
「…風呂、入るから、あっち向いてろ」
と命令し、ようやく風呂に入れたという。
「…え。」
混乱。
一瞬、何を言っているのか分からなかった。
だが、そう思っていると、彼女は、こう言った。
「私がこの家に引っ越して、3.4年かな、家に帰ってきたんだ。」
彼女はまるで辛いという表情を見せず、話し始める。
「そしたら、家が荒らされてた。空き巣ってすぐに把握できるほど、荒らされていた。
 心配だったのは、今後の生活とか、お金とか、そこじゃなかった。
 その時家にいるはずの、両親がどこにもいなかった。」
「その両親って、見つかったのか?」
何を聞いているんだ。
こんな話をしているのに、親がいるのかなんて。
そんなの、答えは一つしかないのにーー
だが、自分は僅かな奇跡を信じてたんだと思う。
その奇跡は、今日知り合った、一人の同じ高校の女子に、何故かかけていた。
…だが、現実はやはり非情たった。
「そんな答え、知ってるくせに何を聞くの。」
彼女は涙目になりながら、こう答えた。
「帰ってきていない。警察は捜索を諦めるくらいには、時間は経っているよ。」
「…。」
言葉が出なかった。
そんな、知って1日目の奴の事情なんて、知らなくていいはずなのに…
「…何か、すまんな。」
「いいんだよ。私はまだ、信じてる。」
何ていい子なのだろうか。
だが、自分と彼女で、同じ共通点。
それは、親の帰りを、待っているという事だ。
「こんにちは、黒谷隼人君。」
全く、彼女のせいで風呂の時間が短くなるじゃないか。
自分はそんな事を思っていると、彼女は何故か部屋に上がり込んできた。
「ちょい待った、何故会って1日の奴の家にそんなすぐに入れる?」
「だって、同じ高校だし」
この子あれ?馬鹿なタイプ?
と、そんな事を思っていると
「…やっぱり、黒谷君も、私と同じなんだね」
何を言ってるんだ?
自分がそう聞こうとすると、彼女は
「私、結構前からここに住んでて、貴方がここに引っ越してきてから、
 全く、話し声と言うか、そんなのがしなかったの」
まさか壁越しに人の家の事を知ってくるとは。
呆れた自分は聞いた。
「ってことは、空野さんも自分と同じ、親がいない家庭なのか?」
「そうだよ、あと空野でもいいよ」
いやいや、会って1日の奴に呼び捨てって…
ってそうじゃない、と自分は考えるのをやめ、
「空野さんの家庭は、どうして親がいなくなったの?」
自分が問いかけると、彼女は少し間を空けて
「帰ってきたら、そこにはもういなかったの」
と。
「ただいま、まぁ誰もいないんだがな。」
自分はそう言いながら帰ってきた。
親は海外出張に行ったっきり帰ってきてない。
仕事が忙しいか、それとも…
そういう事を考えるのはよくないな、と自分は思いその事を頭から消した。
と、隣の扉が閉まった。
どうやら彼女も帰ってきたらしい。
まぁ、さっき後ろから一緒に帰ってきてたし、当たり前か。
「…風呂、入るか。」
学校に帰ってきて、風呂に入るのが日課だ。
自分はすぐに風呂場に行き、服を脱ごうと思った。
その時、インターホンが鳴った。
その時点で、大体予想はしていた。
さっき、風呂場に行く時に、ガチャリと隣から音がした。
自分は、インターホンに出た。
「はい」
自分はそういうと、すぐに返事は返ってきた」
「ごめんなさいね、帰ってきたばっかりなのに」
本当にそうだよ。
風呂に入ろうと思った時に来たからなぁ。
自分はドアをガチャリと開けた。
「…はぁ。」
もうそろそろで家につく。
家っていうか、マンションだな。
そして…まだ付いてきてるのか。
少し腹が立ってきたから聞いてみた。
「お前は何だ?俺のことつけてきてるのか?」
「いやつけてないけど、貴方の方こそ付けてきてるんじゃないの?」
「お前後ろにいるくせに見える訳ないだろ」
「あはは、そうだったね」
付けてきてないというなら何だ?
…自分はその瞬間、察した。
自分は走った。
空野彼方も走ってきた。
自分はマンションに付き、ポストを見た。
「…やっぱりか…」
自分は603なのだが…その隣に。
「604 空野」
と書いてあった。
そりゃあ、帰り道が一緒な訳だな…
自分はため息を吐きながら、階段を昇った。
ロイクさん小説書くのうますぎる!小説家になれそう!
「…終わった…」
ようやく学校が終わった。
ベクトルって何だよ、本当に。
ま、そんな事考えたら頭が痛くなる。
早く家に帰ろう。
自分はゲームが好きだ。
だから何も長続きしないんだと思う。
そんな事を思いながら帰っていると、後ろにもう一人いる事に気付いた。
どうやら同じ学校の生徒のようだ。
だがこの道は自分一人しか帰らないはず。
そう思って顔を見た。
空野彼方だ。
あいつこっちの帰り道だったのか。
それとも付いてきてる?
怖いなと思いながら、自分は帰っていくのだった…
便乗していいすか?
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メーカー任天堂
発売日2014年9月13日
HP公式ホームページ
年齢区分A(全年齢対象)
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